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カテゴリ:オオゲツヒメの神( 2 )

                                   【古事記】   

大気都比売 (大宜都比売)(1)  
オオゲツヒメ
神の身体から五穀と蚕が生まれた


古事記の三か所に出て来ます。
「大都比売」と「大都比売」の表記には区別がありません。
同一の神かどうかは不明です。

◆オオゲツヒメはギ・ミ神から生まれた。
四国の粟の国の別の名前でもある。◆


イザナギの命イザナミの命のお二人は、話し合いました。
「今回生まれた子供は良くなかった。やっぱり、天つ神の所に行って、相談しよう。」
と言って、一緒に参上して天つ神の御意見を求めました。

そこで、天つ神の意見によって太占(ふとまに)で占って、告げられました。
「女が先に言ったのが良くなかった。また帰って、やり直しなさい。」
そこで、再び天下りして、天の御柱を同じように廻りました。
この時、イザナギの命が先に
「ああ、なんと素敵なお前よ。」
と言って、その後、イザナミの命が
「ああ、なんて素敵なあなた。」と言いました。

そうして再び、夫婦の交わりをして生んだ子供は
淡道(あわじ)の穂の狭別(さわけ)の島。
次に伊予の二名(ふたな)の島
この島は身体は一つで、顔が四つ有りました。顔ごとに名前が付いています。
   伊予の国はエヒメと言い、
   讃岐の国イヒヨリヒコと言い、
   粟の国オオゲツヒメと言い、
   土佐の国はタケヨリワケと言います。
次に隠岐の三つ子の島を生みました。またの名は天のオシコロワケ。
         (略)
次に生んだ神の名は、鳥の石楠船(いはくすぶね)の神。
   またの名は天の鳥船と言います。
次にオオゲツヒメの神を生みました。
次に火のヤギハヤオの神を生みました。
またの名は火のカガビコの神と言い、またの名を火のカグツチの神と言います。

この子を生んだために、イザナミの命は陰部を焼かれて病み臥すようになりました。


◆オオゲツヒメはスサノオの孫・ハヤマトの神の妻になる◆

大年の神(スサノオの命とカムオオイチヒメの間の子)が
カムイクスビの神の娘、イノヒメを妻として生んだ子は
   大国御魂(おおくにみたま)の神。
   次に韓(から)の神。
   次にソホリの神。
   次に白日(しらひ)の神。
   次に聖(ひじり)の神。

カヨヒメを娶って生んだ子は、
   オオカガヤトノオミの神。
   次に御年(みとし)の神。

アメチカルミヅヒメを妻として生んだ子は
   オキツヒコの神。
   次にオキツヒメの神。またの名はオオベヒメの神。
      これは人々が奉斎する竈の神である。
   次にオオヤマクヒの神。またの名はヤマスエのオオヌシの神。
      この神は近淡海(ちかつあわうみ)の国の日枝(ひえ)の山にまし、
      また葛野(かづの)の松の尾にまして、鳴鏑(なりかぶら)を持つ神です。
   次にニワツヒの神。
   次にアスハの神。
   次にハヒキの神。
   次にカガヤマトオミの神。
   次にハヤマトの神
   次にニワタカツヒの神。
   次にオオツチの神。またの名は土のミオヤの神。9柱。(※実際は10柱)

ハヤマトの神オオゲツヒメの神を妻として生んだ子は、
   若山クヒの神。
   次に若年の神。
   次にイモワカサナメの神。
   次にミヅマキの神。
   次に夏タカツヒの神。またの名は夏ノメの神。
   次に秋ビメの神。
   次にククトシの神。
   次にククキワカムロツナネの神。8柱。

◆オオゲツヒメはスサノオの命から殺された。◆

高天原から追放されたスサノオの命は食べ物をオオゲツヒメに乞いました。
すると、オオゲツヒメは鼻や口や尻からいろんな食べ物を取り出して、
いろいろと料理を作りそろえて献上しましたが、
スサノオの命はその様子を覗き見して、汚らわしいものを献上すると思って、
即座にオオゲツヒメを殺しました。

こうして、殺された神の体からは、頭から蚕が生じ、両目からは稲の種が生じ、
両耳からは粟が生じ、鼻からは小豆が、
陰部からは麦が、尻からは大豆が生じました。
これを見て、カミムスビノミオヤの命はこれを取らせて種としました。


※ オオゲツヒメが二か所に出てくるので、どうなっているのか、
  次回は系図を書いてみます。

良く似た話が日本書紀にも出て来ます。
ウケモチの神(保食神)と月読尊の話に変わっています。
南方系神話ーハイヌウェレ神話との関わりについては
 『ひもろぎ逍遥』大嶽神社(5)
「ウケモチの神から五穀と蚕が生まれたーハイヌウェレ神話と日本の神話」
http://lunabura.exblog.jp/15336975/ 
 

で考察しています。


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                                   【古事記】   

大気都比売(2)

系図


オオゲツヒメは古事記に三か所に分かれて出て来ます。
そこでそれが全部同じ神だという前提で、系図を書いて見ました。
粟の国は別とする。)

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スサノオの命がオオゲツヒメを殺すと、死体から五穀と蚕が生まれました。
スサノオの命とオオゲツヒメは姉弟です。
そして、オオゲツヒメはスサノオの孫と結婚しています。
オオゲツヒメの住まいは葦原の中つ国です。


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